シラーズにあるもうひとつの美しい”鏡のモスク”(イラン)

シラーズには、「ローズモスク」の他にもうひとつの美しいモスクがあります

シラーズには、「ローズモスク」として有名な「マスジェデ・ナスイーロル・モスク」ともうひとつ「鏡のモスク」があります。

シャー・チェラーグ廟

「鏡のモスク」として有名な「シャー・チェラーグ廟」は、イラン南西部のシラーズに14世紀にたてられた廟とモスクです。シーア派の指導者であるムーサー・カーズィムの息子のムハンマドとアフマドの墓です。

「シャー・チェラーグ」とはペルシャ語で「光の王」という意味で、内部はガラスのモザイク張りとなっています。中庭は異教徒でも入れますが、廟の中は基本的にイスラム教徒しか入れないとのことですが、ツアーでは問題なく入ることができました。

女性はチャドル着用とのことで、入口のすぐそばでチャドルを借ります。なぜかツアーメンバーが全員花柄チャドルでした。このチャドルは、体に巻き付けるようなタイプで、入口でイラン女性に着せてもらったけど、すぐに脱げちゃって着ているだけで大変でした。

男性だけが入れる部屋と女性だけが入れる部屋と、両方が入れる部屋があるらしく、入口はから男女別々でした。ここでは、男性と女性が分かれて観光することになりました。

ツアーガイドと添乗員さんは男性だったので、二人とも男性の部屋へ行ってしまいました。中庭でツアーガイドから注意事項を聞いてから、ちょっと心細いけど女性客のみでモスクの中へ入りました。

ま・・・まぶしい!!壁も天井モザイク模様の鏡で造られています。

部屋の中では、イラン女性たちがお祈りをしていました。写真は天井だけと言われていたし、お祈りをする女性の写真を撮るのはご法度なのは理解しているので、天井の写真を数枚撮らせてもらいました。そのあとは、ジュータンの上に正座してボーッと天井を眺めていました。

まるで万華鏡の中にいるような気分で、なんか心まで透き通ってしまいそうです。

ここは、観光地というよりは現役のモスクですので、タイミングがよければ観光できるといった感じみたいです。

モスクの中も移しいけど、モスク外観の玉ねぎ屋根のモザイクタイルも素晴らしいです。この緻密なデザインをモザイクタイルで作るなんて素晴らしい技術だと思います。

チャドルが脱げちゃったり、引きずったりで大変だったけど、「鏡のモスク」は絶対に見ておきたい美しいモスクのひとつだと思います。