アブシンベル神殿とナイル・エキスプレス(エジプト)

2010年5月にエジプトを旅行しました。エジプトは、観光地が多くてテーマパークにいるようなワクワク感でいっぱいの毎日でした。

今回は、添乗員と現地ガイドが一緒に行くパッケージツアーでした。旅行して分かったんですが、エジプトは世界的な観光地の割には治安が悪く、神殿などの施設には必ず「ツーリストポリス」が配置されていて、旅行者の安全を守っていました。また、遺跡に入場する場合は、必ずと言っていいほど手荷物検査がありました。

また、ツアー後半のアスワンからアブシンベルのツアーバスでの移動の際には、ツアーバスであっても他の車とキャラバンを組んで警備隊の保護のもとでの移動が必要とのことでした。私が訪れた数年後の革命で一時旅行ができなくなっていたエジプトですが、最近はツアーも復活していますが、ツアー内容を見てみると以前より自由度がなくなっているのではと思います。

世界遺産として有名なアブシンベル神殿の観光を終えて、アスワンからカイロまで寝台列車で移動したときのことをご紹介します。

アブシンベル神殿

先ほどもご紹介したように、治安の問題からアブシンベルからアスワンまでは、警備なしでの移動は禁止されていました。そのため、他の車とキャラバンを組んで警備の車と一緒に移動します。出発前日の夜に、添乗員から待ち合わせ時間に遅れると午後まで出発できなくなりますので、朝の出発時間は厳守でお願いしますと念を押されました。

早朝5:30にホテルロビーで待ち合わせをして、アブシンベル神殿の観光をしました。朝日に照らされる神殿はとてもスケールが大きく、太陽神を崇拝していた古代エジプト人の信心深さを感じました。

アブシンベル神殿は、大神殿と小神殿の2つの神殿があって、ラムセス2世により建設されました。大神殿は太陽神ラーを祭り、小神殿はハトホル女神を祭っています。小神殿は最愛の王妃だったネフェルタリのために建てられたのだそうです。

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大神殿の横に小神殿があります。6体ある立像はラムセス王とネフェルタリ王妃、足元の小さな像は子供たちだそうです。

大神殿は、もともとは、もっと下流にあった神殿は、1960年代のアスワン・ハイ・ダムの建設によって水没の危機にありました。ユネスコによる国際的な救済活動におり4年の歳月をかけて現在の場所に移設されました。移設の際は、神殿を分割させて移動し、移動後に元の形に復元されたそうです。この大規模な移設工事がのちに世界遺産の創設につながったとのことです。アブシンベル神殿は、世界文化遺産に登録されています。

観光後、朝食を済ませ9:35にホテルを出発しました。キャラバンは何もない砂漠を4~5時間走り続けます。

寝台列車で移動

地理や歴史の授業で聞いたことがある「アス・ワン・ハイダム」ですが、実際に行ってみると意外とあっさりしていました。

アスワンの駅から、寝台列車の「ナイル・エキスプレス」に乗車してカイロへ向かいます。

車両は正直なところボロボロでした。客室は2段ベットの個室になっていて、乗車した際は下のベッドを座席として使用し就寝時には、客室乗務員が各部屋をまわって上の段のベットをセットして、ベットメイキングをしてくれました。朝食と夕食がついているとのことでした。(下の写真、散らかっててごめんなさい)

シャワーはありませんが、各部屋に洗面台があります。石鹸と柔軟剤ゼロのゴワゴワしたタオルも備え付けてありました。でも、私の部屋の蛇口から水は出ませんでした。意味ないじゃん!歯磨きはペットボトルの水でやるんでいいけどさ!

乗車後、すぐにスーパーマリオのような客室乗務員(以下、マリオと呼びます)が、部屋にやってきて「ウェルカムドリンクの紅茶はいるか?」と聞いてきたので「イエス」と答えました。まもなく紅茶が運ばれてきて、「2つで〇〇ポンド」と代金を請求されまいた。「え~!ウェルカムだからタダじゃないの?」と思ったけど、紅茶飲みたかったので支払いました。このくらいの商売魂がないとエジプトではやっていけないんだろうな・・面白い!!

外の景気はひたすらヤシの木と民家って感じで、すぐに飽きてしまいました。すぐ日が暮れちゃったけどね。
トイレは共用ですが、停車中は使えないタイプでした。トイレの横に洗面所がありましたが、いつも人がいて待つのが面倒だったので使いませんでした。

そうこうしているうちに夕食の時間が!マリオがやってきて、テーブルをセットするというが、テーブルってどこにあるの?と聞くと壁の穴に板を差し込んで、テーブルを作ってくれた。斬新だなー!と感心してるうちに夕食が運ばれてきました。電車が揺れるので、写真がブレブレでごめんなさい。

お食事はおいしかったです。ドリンクは別料金でオーダーできます。

食事が終わるとマリオがベッドメイクしてくれました。添乗員さんが来て、明日は3時に到着するが、その前に朝食のサービスがあること、到着時は案内放送はないので気を付けるよう言われました。私たちは、ギザで降りたんだけど途中駅なので、絶対に朝寝坊しないよう添乗員さんに念を押されました。

朝というか夜中に、また板のテーブルをセットしてマリオが朝食を運んできました。パンしかないじゃん~!なぜかタッパーに入ってるし!寝不足でほとんど食べれなかったので、タッパー入りのパンは持って降りてツアーバスで食べました。

超早朝にギザに到着しました。部屋にマリオへのチップを置いて、マリオにお別れとお礼を言って列車を降りました。
ナイル・エキスプレスは、車両は古くてとても揺れるので快適とは言えませんが、人懐こい客室乗務員とレトロな雰囲気が旅情たっぷりの列車でした。

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