シギリヤ・レディに会うためには岩登りが必要です
2015年12月にスリランカを旅行しました。ツアーハイライトのシギリヤ・ロック登山をご紹介します。
シギリヤ・ロックって?
5世紀に、ジャングルの中にこつ然とそびえる岩盤上にカッサパ1世によって建築された王宮跡です。岩山の中腹には、「シギリヤ・レディ」と呼ばれるフレスコ画があります。当初は500体と言われていますが、現在は18体のみ残っています。1982年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。
バスを降りるとすぐに「ガイドはいらんかえ~」と人々が、わらわらと集まってきます。ガイドだけでなく岩山を上る手助けをする人もいます。2000ルピー(大体1500円くらい)程度で雇えるみたいだけど、いらない場合はハッキリと「ノー」と言いましょう。そうしないと、階段を上る際に手を差し出してきて、思わず手を掴むとそのままついてきて料金を請求されることもあるようです。
登山開始
ここから登っていきます。シギリヤ・ロックは高さは200メートルくらいで、頂上までは1200段くらいの階段があります。普通に考えると体力的にそんなに厳しくないかなって思うんだけど、暑さと湿度で何もしなくても体力を持っていかれるので、それなりに体力は必要です。でも、ペトラのエドディルまでの山道に比べれば、全然大丈夫って感じでした。
旅行パンフに出ていた「シギリヤ・レディ」に会いに来たからには頑張るしかない!!途中、こんな冒険チックな場所もありました。
ずいぶん登ってきましたね!
シギリヤ・レディにご対面
岩山を登り始めて20分くらいで、美女のいる岩のくぼみに到着しました。よく見るとひとりひとりの顔立ちが違っていて、ちょっと外国人っぽい女性もいたりして、スリランカが古くから世界の人々と交流があったことが分かります。ここでは、カメラのフラッシュ撮影はダメなので注意してくださいね。
こんな感じで美女たちは、いたるところにいらっしゃいます。
湿度の高い場所にあるのに、よく保存されているなとビックリしました。何人かご紹介します。
左側の女性は、外国人っぽいですね。
ライオンの入口から頂上へ
「シギリヤ・レディ」を後にして下り専用の螺旋階段を降りると、王の悲劇を描いた「鏡の回廊」があります。
「鏡の回廊」の先の広場にライオンの足爪の形をした岸壁があります。なぜに足だけ?
ここが頂上までの道のりの中間地点となります。ここから頂上までは、あと800段くらい階段を上ります。これが結構きつかった!下っている人たちとすれ違う時に励まされながら何とか頂上へたどり着きました。
実は・・登るので精いっぱいで写真まったく撮ってなかったので、道中の写真が1枚もない!!(ごめんなさい)
いきなりですが頂上からの眺めでーす。見渡す限りジャングルです。
ライオンの入り口から下までは来るときとは別のルートで下りました。
体力に自信のない方は、ライオンの入口まででも結構楽しめると思います。途中に急な坂や狭い階段があるので、動きやすい服装と歩きやすい靴で登った方がよいと思います。
岩山の狭い道の途中に、突然現れる華やかな「シギリヤ・レディ」は想像以上に素敵でした。また、スリランカに行くことがあれば絶対にもう一度登ってみようと思います。