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壮大なジェラシュ遺跡を訪れました。
2014年5月のヨルダン旅行の観光最終日です。
ジェラシュ遺跡
アンマンから北へ約50㎞ほど行ったところにあります。この街の歴史は古く、青銅器時代にはすでに集落があったそうです。紀元前63年に古代ローマに征服されローマ帝国のもとで都市基盤が整えられた。1世紀後半には、交易や農業で発展した。
614年に大地震が起こったが、その後も都市は再建されず小さな集落があるのみでした。19世紀後半に、シリアからの移民が入植を始め、新しいジェラシュの街が遺跡の東隣に作られました。遺跡は1920年から発掘が始まり、都市は砂に埋もれていたため保存状態が良いです。
ハドリアヌス帝の凱旋門
いきなり目に飛び込んでくるのが、ハドリアヌス帝の凱旋門。129年にハドリアヌス帝の訪問を記念して造られました。
凱旋門を奥に進むとマリアノス教会があって、その向かい側に競馬・戦車競技場があります。
南門
遺跡のメインゲートです。南門の前には、ビジターセンターとレストハウスがあります。
フォーラム
楕円形の広場。イオニア式の列柱に囲まれていて、宗教儀式に使用されていたそうです。
ゼウス神殿と南劇場
左側の丘の上に立つのがゼウス神殿。階段を上がって石灰岩の大きな石の壁で囲まれているところ聖域です。
隣には、南劇場があります。紀元前90年頃に建てられたといわれ、5000人もの観客を収容したそうです。
↓劇場のステージ
↓客席
アルテミス神殿
コリント式の円柱は、溝が彫られた細身の柱身と、柱頭のアカンサスの葉の装飾が特徴です。柱の基礎部分に丸みが付けられており、地震が来て柱が揺れても倒れない構造になっているそうです。いや~古代にも免震構造があったんですね。
列柱通り
フォルムから北門までの約600mの石畳の道が列柱通り。この石畳は2000年前のものがそのまま残っているそうです。
ニンファエウム
191年に建てられた、半神半人の妖精ニンフに捧げられた泉の神殿です。
ジェラシュ遺跡の感想は、とにかく広いけど保存状態の良さが半端ない上に、補修もしっかりされています。どうして世界遺産に指定されないのか謎ですね。
ヨルダン最後のランチ
このツアー最後のレストランでの食事です。ツアーの皆さんとも仲良くなったので、分かれを惜しみつつ美味しくいただきました。
最後の写真の飲み物はレモンミントジュース!ヨルダンでは、メニューにあれば必ずオーダーしていました。青臭さはなく、さっぱりしていて美味しいです。ぜひ、ヨルダンにいらした際には試してみてくださいね。