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ヨルダンツアーのハイライト!ペトラ遺跡へGO!!
2014年5月のヨルダン旅行の続きです。ツアーガイドと一緒に、ペトラ遺跡を観光します。

お手製のペトラマップ
ファサード通り
エル・ハズネを抜けた広い通りに出ると、左側に大きな人口の飾りっぽいものが掘られた岩が続いています。ここがファサード通り。ファサードとは、建物の正面のことで一般的に玄関のある面を指すけど、正面同様に装飾された側面もファサードと呼ばれるんだとか。
これらのファサードは、装飾などから紀元前7~6世紀のメソポタミア、アッシリア帝国の影響を見受けられ、ナバタイ人は、死者の魂がこの階段で天国へ昇っていくと信じていたそうです。
お土産のサンドボトルを注文する
ファサード通りの先に、有名なサンドボトルのお店があります。ボトルを選ぶとお好みで名前を入れてくれます。行くときに注文しておいて、帰りにピックアップするとちょうど良い感じです。
店先では、サンドボトルを作る実演が行われていて、砂な着色ではなく天然の色なんだそうです!
まずボトルを選んでから、名前をローマ字でオーダーします。
サンドボトル屋の近くでトイレを借りて、ローマ円形劇場へ向かいます。
ローマ円形劇場
ローマ円形劇場は、グレコローマン様式の劇場で、紀元前1世紀頃、最盛期だったアレタス4世によって建設されました。ナバタイの王マリクス2世が改装した後、106年以降のローマ支配下において客席が拡張され、約45段ある客席には最大で8500人が収容できたんだとか。
通常のローマ劇場とは異なる使われ方をしていたのではないかという説もあるけど、363年の大地震で大きな被害を受けてしまい、ステージ部分などは崩れてしまってます。
王家の墓
ローマ円形劇場から道を挟んだ向かい側の遠方に、王家の墓が見えます。
➀一番右の下にアーチ橋みたいなのが見えるのが「壺の墓」で、ファサードの頂点に壺の彫刻があることから名付けられ、誰の墓なのかは諸説ある。ファサードは古いナバタイ方式で、死者の魂が外へ出られるように上に穴が空いています。
➁ファサードに使われている砂岩が美しい「シルクの墓」。
➂エル・ハズネにそっくりの墓は「コリント様式の墓」。コリント式の円柱を持ち、下層階のポーチはナバタイ様式、上層階にはギリシャの影響を受けています。
➃写真では見づらいですが「宮殿の墓」。ローマ皇帝ネロのゴールデンハウスを模倣したとか。
看板犬でしょうか?ワンちゃんもバテてますね~
大神殿と列柱通り
大神殿に向かう途中、右手に樹齢400年のピスタチオの木があります。
左手に「大神殿」が見えてきました。紀元前1世紀に、ナバタイ人によって建設され、こちらも4世紀の大地震で重大な被害を受けたけど、修復や拡張工事を行いながらビザンチン時代まで使用されたそうです。
大神殿の前がメインストリートの列柱通りです。全長約220mで大きな大理石が敷き詰められていて、その先に凱旋門があります。ローマ皇帝トラヤヌスの凱旋門と言われているけどアレタス4世の説もあるんだとか。
カスル・アル・ビント
凱旋門を出たところからカスル・アル・ビントまでは「ティメノス」と呼ばれ聖域とされていたんだって。建物は紀元前30年オボダス3世によって建てられ、ローマ時代に改修され教会として使われたそうです。
正式名のカスル・アル・ビント・フィルアウンは、「ファラオの娘の宮殿」という意味で、エジプトのファラオが治水技術を持つ技術者に、カスル・アル・ビントに水を引くことができたら娘を差し出すと約束した逸話が名前の由来となっています。
レストランのあるエリアに到着しました。ランチタイムです!
この日のランチはバイキングでした。
ランチを食べたら、エド・ディルに向かって山を登ります!
(”エド・ディルへの階段”に続く)