クアラルンプール郊外のブルーモスクへは、路線バスで行くのが安くて簡単で楽チンです。
2018年1月に、JGC修行で訪れたクアラルンプールでモスク巡りをしてきました。
マレーシアのモスク三昧旅の始まりです。ブルーモスクへの路線バスでの行き方も紹介しますね。
ブルーモスク行きのバスターミナル
さて・・・午後は、クアラルンプール郊外にあるブルーモスク(スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク)に行きます。15:00~16:00の見学時間を目指すことにしました。列車でも行くことができるけど、駅からタクシーに乗って行くのが一般的な行きかたみたいですが、私は路線バスで行きます。なぜならこの方法が一番安いから!!
LRTのパサールスニ駅の高架下が、バスターミナルになっています。ターミナルは、AとBがあり、ブルーモスクのあるシャーアラムに行くバスは、Bターミナルから出発するとのこと。最初、分からなくて、Aターミナルに行ってしまい、黄色のシャツを着た係員(運転手)に、「ブルーモスク?」と言ったら「Bターミナルで750番のバスに乗りな!」と言われました。
こちらはAターミナル。

Bターミナルはホームの真下にありました。シャーアラム行のバスは750番で、運賃は3リンギットです。だいたい1時間くらいで着くそうです。


私がBターミナルに着いたとき、ちょうど750番のバスが停まっていて、「ラッキー!」と思って乗ろうとしたら、運転手がいない・・・大丈夫かな?と思いながら10分くらいバスの傍で待っていたら運転手が来ました。運転手が来て、待っている人が乗ったらバスはすぐに発車しました。
バスは前乗り後降りで、乗る時に料金を支払います。お釣りや両替は受け付けてもらえないので、料金はピッタリ用意しておきます。降りるときは、バス停が近づいたらボタンを押すしくみです。バス前方に次に停まるバス停の名前みたいなのが電光表示されてたけど、そもそも路線図が分からないので意味ない・・。
念のためグーグルマップとGPSをONにしておきます。
バスは、市街地ではこまめにバス停に停車するし、渋滞もあったりでなかなか進みません。でも、市街地を出て、高速道路っぽい幹線道路に出てからはバス停が少ないのでスイスイ進んでいきます。外を見ていると、右側にブルーモスクが見えて、「あっ!」と思ったところで、バスは右折して幹線道路を降りました。
幹線道路を降りたところのバス停に停車しましたが、ブルーモスクが遠くに見えたし、ターミナルっぽくなかったので、このバス停はスルーしました。次のバス停の前に、男性が停車ボタンを押しました。でも私のグーグルマップによると、シャーアラムのバスターミナルは、まだ先です。
どうしよう・・!と悩んだけど、バスが停まった時に、勢いで降りました。降りてから気づいたけど、どうやらGPSの現在位置がずれていたんだよね。降りて良かった。何とかターミナルで降りることができました。シャーアラムは終点ではないので、よく見て降りないと危険だわ~
バス停からモスクは徒歩15分くらいです。地図を見ながら歩くのが面倒だしモスクは見えていたので、モスクを目指して縦横無尽に公園を突っ切って行くと、池のほとりに出ました。ブルーモスクを囲む柵沿いに歩いていると、小さな入口があったので、そこから入りました。たぶんオフィシャルなルートじゃないよこれ!
ブルーモスク
入口で、記帳してヒジャブとローブを借ります。国立モスクと同じ服装で行ったけど、ここではローブも着せられました。ブルーモスクは、現地のガイドさんが案内してくれます。ガイドブックによると、日本語ガイドもあるみたいだけど、私の時は特に聞かれず当然のように英語のガイドさんでした。ガイドさんひとりに、日本人が5人の小グループで回りました。意外だけど、国別の訪問者数では日本は上位なんだとか。

お祈りの部屋は、ステンドグラスに光が通って綺麗だったけど、写真が上手く取れなかった!ぜひ、生で見ていただきたいです。
大理石の床はヒンヤリしていて、気持ちいい~! お祈りの部屋は、入口から写真を撮らせてもらえます。イスラム教の考え方や女性がなぜ髪や肌を隠すのかなど、ガイドさんが説明してくれます。

モスクは、神に祈りを捧げるだけの場所ではなく、ソーシャルクラブ的な役割もあるそうです。また、講演会や勉強会も開催されており、講堂のような広いスペースや小さい部屋がたくさん並んだ教室のような部屋もあります。また、結婚式の部屋もありました。
1時間くらいかけてモスクを見学させてもらいました。ガイドさんの説明が分かりやすく、たぶん自分だけで見学したらスルーするような場所も見せてもらえたので、大満足でした。
帰りは、来るときに降りたバスターミナルで、また750番のパサールスニ行きのバスに乗れば帰れます。パサールスニは終点なので、安心して乗っていられました。料金は来るときと同じ3リンギットです。
しかし、ここでも珍道中が・・・
お財布を見たら5リンギットしかなくて、その時はなぜかお釣りもらおうと思ったんだよね。バスに乗って、運転手に5リンギット見せたら、お釣りがないからダメと言われて、受け取ってもらえず、その間に次の人が3リンギット払っていて、日本人的には、次に払った人の3リンギットからお釣りくれよ!って感覚なんですが、頑なに「No!」
しばらく押し問答して、「いったい私はどうしたらいいの?」って聞いたらお店で崩してから乗るよう言われた。(でも、このバスは行っちゃうんでしょ!)
困っていると、後ろに並んでいた3人連れの日本人女性が「私たちもお釣りがなくて20リンギット払うんで一緒に払いましょう。」と声を掛けてくれました。そっか!お釣りもらわなきゃ乗れるんだよねと、結構基本的なことに気づかなかった自分に反省です。それにしても、本当に私はラッキーでした。ひょっとしたらクアラルンプール郊外で露頭に迷うところだったのに、助けていただいた女性には、感謝しきれないです。ありがとうございました。
クアラルンプールの路線バスに乗るときはお金は崩しておきましょう!手持ちがないときは、お釣りはいらないと言うと乗せてくれます。
人に優しく助けてもらった分、旅先で困っている日本人がいたら助けたいと心に決めた出来事でした。