路線バスを使って徒歩距離最小でカトンに行く方法
2017年9月のシンガポール一人旅の続きです。
某ガイドブックで、プラナカン文化のことを知り、カトン地区に行ってみたい!と思い、カトンへの行き方をいろいろ調べてみると、MRTの駅からは離れていて行くのは、なかなか不便そうだな・・というのが第一印象でした。
カトンに行くには、MRT東西線(チャンギ空港に行く路線)のパヤ・レバ駅(Paya lebar)から、タクシーが一般的なようです。タクシーは、駅からカラフルな家が並んでいる有名なクーン・セン・ロード(Koon seng Rd)まで5分くらいで行けるそうです。タクシー5分とはいえ、熱帯のシンガポールで駅から歩くのは、やめておきたい!
いろいろ調べた結果、路線バスで行きました。
MRTダウンタウン線のプロムナード駅の「Opp Suntec City」のバス停から、16番のバスに乗るルートを選択しました。
実は、これが結構な珍道中になってしまい、まずは、プロムナード駅でショッピングセンターを外に出てみると、50メートルくらい先にバス停のようなものが見えたので、テクテク歩いて行ってみると・・・何かがおかしい?しばらく考えて、バス停が逆だと気付いたー!「Opp Suntec City」じゃなくて「Suntec City」だった!
道の反対側に、バス停みたいなのが見えたので、来た道戻って、歩道橋渡って結構歩いてしまった。
今度こそ!とバス停の掲示を見ると、乗ろうと思っていた「16番」のバスに「I12カトン」の表示がない!!(ちなみに、112(ワンワンツー)ではなく、I12(アイワンツー)と読みます)
あれれっ?おかしいなと思って、グーグルマップを見ても、マップには載っているんだよね。しばらく考えて、まー方向は同じみたいだから、とにかく16番のバスに乗ってみよう!ということにしました。
シンガポールの路線バスは、ezlink cardと現金で運賃が異なります。(現金のほうがちょっと高い)私は、ezlinlk cardは持ってなかったので、現金でチケットを買っていました。。基本的にバスでお釣りはもらえないので、乗る前にバス停で料金を調べて、小銭を用意しておくと乗った時にテンパらないです。今回は、「I12カトン」のバス停が見つけられなかったので、最寄のバス停で調べて小銭用意しておきました。
バスの乗り方ですが、バス前方に番号が表示されているので、乗りたいバスが来たら手を挙げて止めます。手を挙げないとバス停でもスルーして行ってしまうので、思い切って乗りますアピールしてください。
シンガポールのバスも、前乗り後降りです。現金の場合は、運転手に行き先を言うとチケットを発券してくれます。チケットは運転手の後ろの壁のところでプリントアウトされます。ezlinkカードの人は乗る時と降りるときの両方でカードをかざします。
バスに乗って、運転手に「I12カトン」と言うと、何かシングリッシュ(シンガポールなまりの英語)で、ゴニャゴニャ言ってます。「Pardon?」と聞き返すと、「I12カトンは、無くなったので手前のバス停で降りて歩いてくれ」と言っているではないか!
なにー!!知らなかったよ!
とりあえず運転手の言う料金を払ってバスに乗りました。
バスを降りるときは、日本と同じで「とまります」的なボタンを押すと次で停まるしくみですが、車内は案内放送も表示もない状況。
「シンガポールの皆さんはどうやってバスを降りているんですかー?」
と声を大にして聞いてみたい気持ちを抑えつつ、グーグルマップとGPSで現在位置をずっと凝視していました。
こういう時に、グーグルマップは本当に頼りになるわ!信号でバスが停まった時に、ふと前を見ました。すると・・・前方に見たことのあるパステルカラーの門が見えるではないですか。

あー!と思ったらバスは右折してしまいました。次のバス停で降りようと思っても、ボタンを押すタイミングが分からない。(バスの降車ボタンを押す時に妙に緊張してしまうのは私だけでしょうか?)ラッキーなことに、隣に座っていたおばちゃんが、ボタンを押しています。よし!おばちゃんと一緒に降りよう。
サンキューおばちゃん♪ (私もおばちゃんだけどね・・)
降りるのに、夢中になって、チケットを持って降りてしまいましたが、何も言われませんでした。帰りのバスで冷静に確認すると降り口に回収箱がありました。
後からグーグルマップで復習したら、結構行き過ぎてましたが、歩いても10分かからなかったので、許容範囲でしょう。

↑バスはここを右折しましたが、この先クーン・セン・ロードです。
ここにあるパステルのかわいらしいお家には、実際に人が住んでいて、私が行った時も1軒は入居者募集中でした。写真撮影は、道路を挟んで撮ることになりますが、車がひっきりなしに通って、意外とタイミングが難しい。信号を見ながらタイミングを合わせてパシャリ!
お家は道の両側にあるので、道を渡って反対側からもパシャリ!でも、車の通りが激しいので、迷惑をかけないように気を付けるなど配慮が必要だと実感しました。皆さんも気を付けてくださいね。
写真撮影が終わって、クーン・セン・ロードから本来の目的地である、I12カトンを目指して歩くことにしました。
途中の道も普通にプラナカン風の建物があって、何となく下町チックで素敵です。I12カトンの近くにガイドブックで有名なラクサのお店があるようですが、時間がなかったので、今回はパス!


帰りは、I12カトンの並びのイースト・コースト・ロード(E Coast Rd)沿いにある「ロキシースクエア(Roxy Sq)」前のバス停から「14番」のバスに乗って、サマセット(Somerset Stn)まで戻ります。料金は、確か2シンガポールドルでした。(現金払い:2017年9月)
バスは、同じ番号でも行きと帰りでルートが異なったりするので、よく調べてから乗ったほうがよいですね。
サマセットは、ショッピングセンターなどがたくさんあるエリアなので迷わずに降りることができました。路線バスは、MRTと違って、景色を見ながら移動ができるので、気分転換になって楽しかった!
今回は、曇っていてどんより写真しか撮れなかったので、また機会があれば晴天の日に訪れたいと思います。
カトンに行ってみたいけど、電車やタクシーだと面倒だし、歩くのは嫌だしと思っている方には、路線バスもなかなか便利ですよ!
2019年2月に別のルートで行ってみました。